少しずつ、でも確かに




えーーーーまあすっかりブログから離れてしまいまして(笑)
毎度のことと言ったら毎度なんですが…
たまったらたまったでバーーーーーっと吐き出すので長文になってしまうのも僕の悪い癖()



以前書いた記事が、「少しずつ楽器を吹く気持ち戻ってきたよー」みたいな感じでしたが、
今回は言わばその続き。






7月にオオサカンで約半年近くぶりとなる、ホールでの合奏が再開されました。
感染症対策を当時の暫定的なもので実施し、舞台配置上でのソーシャルディスタンスの確認をした上でセッティング。そして実際に音を出してどう聞こえるのかという、どちらかといえば「検証」と言った感じでした。
それでも舞台上で音を出せることのありがたさ、他人とリアルタイムに音を重ねるといった、これまで何度となく繰り返していたことがとても尊く感じられた時間でした。
そしてこれらの検証をもとにさらに対策を考案し、実施していくことになります。



何度かの練習日を経て、まずレコーディングという形で曲を合奏し、奏者として形にしていく活動が実現しました。8月のお盆明けの出来事です。



今回はいつもホルンセクションに無い位置にマイクが立てられていたので緊張も増でした…
この時期に録音を行い、CDを出すという行為は今後において大切な記録にもなると思います。
発売時期等は、またおいおいこのブログやSNSで発信させていただきますね!






そしてそれから約1週間ほど経った8/30。
今度は遂に来客型の公演を実施することができました。


オオサカン夏の恒例コンサート、「親子ふれあいコンサート」です。





感染症対策として、ホール入り口での検温及び手指消毒、ソーシャルディスタンスでの整列、マスク着用での鑑賞、家族ごとの全席指定席、また座席は間隔を開けての着席を来場の皆様にお願いしました。
もちろんこちらも本番時は曲間のトーク時など、演奏時以外はマスクを着用しそれ以外では声を発さないようにして飛沫の発生も最大限抑えるように取り組みました。指揮のおにいさんと歌のおねえさんはフェイスシールドを着用し歌やトークを行いました。日々のリハーサルでも1人1セットの譜面台と椅子を最終日まで使い、使い回しはしないだとか、木管・金管の水分の処理を決められた方法で注意深く行う、手指消毒及び使った備品は使用者による消毒を行うなど徹底して準備をしています。


いつもだったらコール&レスポンスなどで会場と一緒に盛り上がるのですが、今回はそれができないのでオオサカン特製のシェイカーをお客様にお配りしリズム遊びをしたり、リモートパプリカをスクリーンに映してオオサカンが演奏、それに合わせて踊ってもらうという連動企画を行いました。


例年なら開演前に開かれる縁日コーナーや楽器体験などを思い思いに楽しんでもらってからコンサートを聴く、という流れが今年は一切できずコンサートのみになってしまいましたが、終演後いただいたアンケートの中には「開催してくれてありがとうございます」といったメッセージがいくつもありました。


コンサートが中止ありきで企画せざるを得なくなり、何とか準備をして公演が近づいていたコンサートも軒並み中止・延期が決まっていき、春先から満足に生の音楽に触れられていない日々が今もなお続いているわけですが、それで辛いのは僕たち演奏家だけでない、聞き手である聴衆もまたしんどかったのだと、求めていたのだと実感した瞬間でした。
そしてそれを裏付けたのが、席数を半分に減らした座席の前売りが完売し、急遽当日券の扱いを中止しないといけなかったというものでした。



生の音楽を舞台上で演奏できたこと、そしてそれを直接聴きにきてくださった人たちの耳に届けられたことはとても嬉しかったです。月並みな言葉かもしれませんが、月並みな言葉がふっと出でこれる環境って、今すごく大事にされるべきなのではないかなあと思います。




開演直前のこれとか、すごくいい写真ですよね。印刷して本のアルバムにしまっておきたいぐらい(笑)










まだまだ予断も油断も許さない状況ですが、少しずつみんなでできることを始めています。
大仰な言い方ですが、前代未聞の疫病に振り回され、僕自身もそうでしたが心が気づかないうちに蝕まれてしまっています。
そんな疲れてしまった心を、結果として少しでもほぐしてあげることができたなら、奏者として、音楽家としてそれはとてもありがたき幸せなのです。


生で聴いていただける機会がもっと増えるよう、今後も頑張ります!
やっと、人間らしい感じが戻ってきました(笑)



















さてさて、そんなこんなで準備しております次の公演はこちらになります↓




2020年度定期演奏会シリーズ 第30回記念定期演奏会
飯森×オオサカン
初のタッグで吹奏楽の名曲を描く―。
●日時
2020年9月13日[日]16:00開演(15:30開場)
●場所
住友生命いずみホール(大阪環状線:「大阪城公園」下車徒歩約5分)
 
●曲目
・献呈序曲/クリフトン・ウィリアムズ
・シンフォニック・プレリュード/アルフレッド・リード
・交響詩「アルプスの詩」/フランコ・チェザリーニ
・Mont Fuji(富士山)~北斎の版画に触発されて~/真島 俊夫
・吹奏楽のための協奏曲/高 昌帥 
※内容は変更になる可能性があります。
 
●出演
客演指揮:飯森範親
(東京交響楽団特別客演指揮者、日本センチュリー交響楽団首席指揮者、山形交響楽団芸術総監督、いずみシンフォニエッタ大阪常任指揮者、東京佼成ウインドオーケストラ首席客演指揮者)
 
●入場料(全席指定、税込)
一般:5,000円
学生(高校生以下):1,000円
一般ペア(バルコニー限定18組):8,000円
客席数は会場収容人数の50%以下に制限をさせていただきます。
※会場の混雑を避けるため、当日券の販売は差し控えさせていただきます。




個人的的には大学のオケでマーラーの2番をやった時以来の飯森さんの指揮での演奏です!
プログラムも、2つの“山”を据えた挑戦的な曲目です!!

飯森さんが吹奏楽を振られるのはそう多くはないので、もしかしなくてもこのご時世抜きにしても貴重な機会かも…?


この公演も座席を1席間をあけ席数を50%上限に設定しています。また今回は席種ごとの券価格ではなく、一般は一律5000円・高校生以下一律1000円となっております。当日券の販売はございませんのでご注意ください。
 

プレイガイド・オオサカンのホームページからか、お近くのメンバーからの直接購入による前売りのみとなっていますので、気になる方はお早めにご連絡いただけたらと思います!




是非ともよろしくお願い致します!!!!!!!









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