マウスピースよもやま話(前編)

(一時期ハマってた組み合わせ。"約166万円の楽器に5400円のマウスピース…意外にこれがまたしっくりくる"とツイートしたら妙にいいねがたくさんつきました。このマウスピースについてはまた後編で)



「今週はまめに更新予定です」
からの、その週に更新したのは結局その1postのみ

僕の中で1週間は人より+7日ズレてるみたいです


……というのは冗談で。
そのまめに更新予定としていたネタのうちのひとつを今日は書きたいと思います。




僕が今まで使ったマウスピースの感想を覚えてる限りで書く、がテーマです。


一時期Twitterでフォロワーさんとの間で「過去のマウスピース何使ってたか」的なハッシュタグが流行ったことがありました(どんなハッシュタグかは忘れてしまった…)
その時は品番を書き連ねるのが140字以内に収める限界だったので、今回はそれに加えてそれを買った経緯とか使っていた当時の印象とかをプラスして書いていこうと思います。



一個人の感想なのであまり大きな参考にはしないように。あくまでお盆の暇つぶし程度に読んでくださると幸いです。







◇中学時代

・中1 YAMAHA 31D4

吹奏楽部に入部して後、金管は各楽器のお手入れセット・チューナーの他に個人でマウスピースも買いました。
その時サイズはヤマハで大体中庸と言われるサイズを指定して楽器屋さんから部で一括購入(?)をしました。
そしてホルンはみんな32C4で始めていて、僕も学校楽器のマウスピースはそのサイズを吹いていたので当然それが来るだろうと思っていざ渡された箱にある品番を見てみると、



「31D4」






「????????????????」






みんなより数字が1小さいし、CじゃなくてD??どういうこと?
とかなり疑問でしたが、部で一括で仕入れてもらったので1人だけ返品交換してもらうのも言い出しにくく…そのままそれを使うことにしました。


当時はあんまり差を感じずに使っていましたが、今思えばダブルカップの深さ故に高音が少ししんどかったのかなーと思います。あとはあれだ、スロートも32C4より太いので息が思ってるより持っていかれてたのも気づかないバテの原因だったかも。
コンクールはB組で自由曲1曲のみでしたが後半のhighBがあるあたりでスタミナが保たない的なのがありました(もちろん始めて3ヶ月そこらしか経ってないのもありますが)


ちなみになぜ僕だけ31D4だったかは最後まで謎のままでした。もう理由を知る術はありません。



・中2 YAMAHA custom31

ちょうどこの頃は今でも名残のあるカタログの収集癖が凄まじい時期で、YAMAHAの管楽器と打楽器のカタログは楽器屋さんで全回収して家で読み耽っていました。特に打楽器は色んな楽器がラインナップされていたので当時の僕には読み応えが凄く、何度も何度も読み返していました。今でもこの収集癖のおかげでヤマハのホルン本体・マウスピースやお手入れ用品の値段はわざわざ調べなくてもある程度ソラで言えるくらいには頭に入っています(もちろんある程度誤差あり)。


そして一時期だけで回ってその後見かけなくなったヤマハの金管マウスピースのみをフォーカスしたB5くらいのカタログももちろん入手していて、そのサイズ感から授業中もこっそり読んでました…。

そこでマウスピースのさまざま部位の名称、カップの違い、そして金リムの上位モデルやシグネチャーモデルという概念に出会っていきます。


当時の僕は先輩が使っていた金リムのカスタムマウスピースにとてつもない憧れを抱いていました。そして具体的にいつだったかは忘れましたが、おそらく誕生日とかのメモリアルイベント的な時にマウスピースが買えるほどの大金をもらってそこで「買う!!」と決意して買ってもらったのでした。(多分)


金リムって中高生にとったらめちゃくちゃステータス的な側面あるじゃないですか。僕もそれにバチバチに刺激された訳です笑

あとはそれまで使っていた31D4とはまた違う形のダブルカップっていうのと、「custom」の彫刻にも惹かれていました(今思うとチョロい)




結論から言うと、当時の僕には合っていたと思います。金リムの滑らかさとリム幅が当時の僕のセッティングの仕方に合っていました。




がしかし、途中からリム内径に違和感を感じ始め…






・中2冬 YAMAHA custom30

なんと同じカスタムでサイズをひとつ落として変えたのでした。もちろんこの時はお年玉で買ってます。
齢14歳にしてマウスピースの沼に片足突っ込んでます。ヤベェ奴や…

サイズ以外は概ね気にいってたので中3のコンクール府大会までこれでいきました。
そして僕の代で2年ぶりの京都府代表が決まり沸きに沸いたこの夏、府大会後のわずかなコンクールモードから解き放たれた時期に僕は同期のチューバを遊びでバカ吹きしてアンブシュアを崩してしまいます。


その後手持ちのマウスピースどれを吹くもしっくりこず。かなり絶望と後悔に苛まれたことを今でも覚えています。
その時、たまたま吹いた学校楽器のマウスピース32C4に救いの光を見出しました。しかし学校のものはリムやシャンクにキズ欠けが多く、かといってすぐに自分用のを買えるわけもなく…かなり焦っていた僕のもとへ、ある情報が入ります。




「ヤマハが練習用の透明なマウスピースを出すらしい。しかも1000円以下で買えるらしい。」







・中3夏 YAMAHA 練習用マウスピース

というわけで次に買ったのがまさかの透明プラスチックマウスピースです。
サイズが32C4と同等と聞いて、「買うしかねえ!!!!!!」と速攻地元の島村楽器に買いに行きました。



それはピッタリハマるものではありませんでしたが、結局手持ちのどれよりも1番マシに吹けたのでこれで行くことにしました。


そう、関西大会これで出たんです。




金属アレルギーとかでリムだけプラスチックにして出てる人は日本中探せば何人かはいるかもしれませんが、このヤマハの練習用マウスピースでコンクールの、しかも支部レベルの大会に出たことある中学生って僕くらいしかいないんじゃないのって割と本気で思ってたりします(もしいたらこっそり教えてください)


その後は紆余曲折合ってYAMAHAのカスタム31に戻り、そのまま高校に突入することになります。










これ高校・大学(院含む)まで一気に書くと長すぎるな????


というわけでまた前・中・後編に分けます。




次回へ続く。

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