(昨日、2度目のコウペンちゃん号に乗ることができました。なかなか自分が乗る車両でこのラッピングに当たれないので乗れるとハッピーです)
今日は、珍しく朝投稿(といっても書いてるのは深夜ですが)。
いつも長いので、今回はサクッと行きます(当社比)
マウスピースのプレスについてのお話。
吹奏楽部でホルンを始めたばかりの頃、よく「プレスをなるべくかけないように吹くように」と先輩から教わりました。
また、フィリップ・ファーカスの「フレンチホルンの演奏技法」にもプレスに関して台の上に楽器を置いて限りなくプレスがかからない状態で吹く練習の写真とかが載ってたりします。
なので僕も大学生くらいまではなるべくプレスをかけない、いわゆる「引き算」寄りな考え方で吹いていました。
時は飛んで現在。
最近悩んでいるダブルバズについて色々と自分の中で原因を見つけてはそれを改善していっているのですが、昨日の練習の中で新たに「プレス」もその一つであることに気づきました。
といってもこの日初めて気づいたわけではなく、プレスをもっとしてもいいという考え方を2〜3年前くらいにバジルさんの記事や、東京都交響楽団の溝根さんがどこかの雑誌かネット(多分パイパーズかアレキサンダーオーナーズクラブ)で触れられているのを見てなるほどとなり、自分の演奏にも取り入れていました。
→具体的なN(ニュートン)とかの数字はありませんでしたが、アレキサンダーオーナーズクラブ内のアレキサンダーファンのページで溝根さんが言及されています。
しかしおそらく事故で歯が欠けて被せ物をしてもらい、唇の左上に瘢痕ができてしまったことで感覚が微妙に変わってしまったことでプレスをかつてより不安視して避けてしまっていたようでした。
改めてプレスを「足し算する」つもりで吹くと、ダブルバズがまた一つ解消へ近づきました。
その中で一瞬、「日本人の典型的な厚さの唇の人(いわゆるおちょぼ口)って、もうちょっとしっかりくっ付けるようなプレスの方が合ってるんじゃないか」って仮説じみたこと考えてみましたが、バボラークという薄い唇なのにめちゃめちゃプレスかかってる人もいるから違うか…となってやめました笑
でも、少なからずその線はあるかなと思ってます。厚い唇なのにプレスをかけ過ぎないでいると、どんどん中心に寄っていってすぼめすぎちゃうような気がして。そうなるとすぼめすぎることでできる唇の縦ジワとかでノイズの原因になったりとか。それにプレスが適切じゃなくなると唇に密着しなくなって息が漏れたり唇の振動がイレギュラーになったり(これは大げさかもしれませんが…)。
リムの中の唇のハリが保たれるくらいまではプレスはあってもいいんじゃないかなと僕は考えてます。
あとはプレスと同じくらい息の流れや腹圧も意識する。プレスばかりに頼るのはそれが圧の弱いプレスであっても結局は早バテに繋がるからです。
この手の問題はいつも「両極端」になってしまう危険性を孕んでいます。
だから「足し算」「引き算」といった、その間の過程も含むフレキシブルな考え方が重要になってくると思います。。
今日はここまで。
結局いつもとあまり変わらなかったなあ…笑
プレスは金管吹きの永遠の課題だからこそ、しっかり分析・研究できるようになれば上達へ近づくと思うので、気にする時は両極端一辺倒にならないように気をつけましょう!!
それでは。
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