(映画を観に行く前に買ったCD←)
超超超超遅ればせながら、鬼滅の刃無限列車編を観てきました。2回。
(そしてブログに書くのも遅い)
2月下旬と3月初週の日曜のことです。
特に避けてた理由とかは無かったんですが連載、アニメ、映画と食指が動かずに観てこなくって、ただ主題歌の炎が映画要素抜きにいい曲やな〜(映画のことあんまよく分かってなくても)と聴いていたりしていたこともありじゃあ観てみようとようやく重い腰を上げ(?)、Amazon primeで本編を観た後大阪ステーションシティシネマへ。
一般的なルートとは逆って感じですね。
映画自体観に行くことがコロナ禍になってからを除いてもかなり久々でした。多分響け!ユーフォニアムの誓いのフィナーレぶりかな、、と思ったら1年ぶりやからそうでもないのか。
けどその前は確か高3の時に行ったエヴァQが最後やったからそう考えるとやっぱ久しぶりなのかも。
元々映画を観に行くという行為をあまりしないタイプなので…
(といいつつ冒頭で鬼滅は2回行ったと言うなど)
まず背景の作画がほんとにすごい。
ufotableの画力のすごさはFateの Unlimited Blade Worksを見ていたので知ってはいるけどやっぱすごい。ていうか背景の造りが凝りすぎててもはや「あ、これFateで見た作画えぐいやつや〜」っていう刷り込みがある笑
夜を駆ける汽車とその周りの自然、フルスクリーンで見るから味わえる壮麗さでした。
あと全編を通してバトルシーンの熱量が色んな意味で凄まじかった。炎・水・雷それぞれのエフェクトや色彩が鮮やか、ホントに息を呑みました。
で、この時期になればネタバレなんてあってないようなもんで結末も何となく耳にはしてて「煉獄さんはいつ…」かと思ってたら最後の2、30分くらいの短い時間だったんですね。
それまでの下弦の壱・厭夢との闘いも縦横無尽で迫力がすごかったのですが、このわずかな時間が全てを持っていきました。
炭治郎の気持ちに共感して自分も涙が止まりませんでした。炎が流れ出しエンドロールに入り、父子仲良く稽古に励むシーン、母に抱き寄せられるシーン、最後の大サビに入った時の煉獄さんのカット、1番最後に遺された刀身が折れ鍔から下だけとなった日輪刀、それらに加え今までのシーンがまるで走馬灯のようでスクリーンを直視し続けることができませんでした。辛すぎて。
虚無の気持ちを抱えて帰宅しました。
これ公開初日とかに行った人はもっとヤバかったんやろうなぁ…
それから数日経ち、ネットを調べているとIMAX版なるものの存在を知りました。曰く、音響・スクリーン共にグレードアップされており、更なる没入感が体験できるようになっているそうな。
「あのクオリティが更にグレードアップされるんなら行くしかないやん!!!!」と思った僕は、早々に2回目行くことを決意します。普段映画全然行かない人がこんな短期間で2周目に入ることは結構異例です。(自分で言う)
ちょうどIMAX上映最終日となったエキスポシティのレイトショーで2度目の鑑賞。
多分何気に人生初エキスポシティだったので写真もちらほら撮りました。
そして中に入ると、これまでに見たことのないデカさのスクリーンが。
しかも舞台挨拶できるようにスペース設けてあったし、IMAXハンパねえな…と思いながら席へ。
予告やIMAXの説明の時点で音響がすごくて没入感やばかったです。
1回目観に行った時と同じシーンがスクリーンと音響が変わるだけでこんなに印象が違うのかと驚かされました。
1回目はストーリーにただただ入ることしか出来なかったのですが、2回目は音楽とかにも気を向けながら観ることができました。
1回目の時にも感じてたのですが、冒頭やラストを含め劇伴にホルンをめちゃくちゃ使ってくれてたことがめちゃくちゃ嬉しかったです。ホルンやってて良かったなあと、それだけでまた泣きそうになりました。笑
で、2回目もやっぱりダメなんですよね…泣きました。
登場時はあんな元気いっぱいに「美味いっ!!」って言ってたのに最期炭治郎に想いを託す時に声をかける「こっちにおいで」のギャップ、あれは反則すぎでしょ…
そして今まさに命尽きようとしている間際に見えた母親の幻影に己の責務は果たせかと問い、母の言葉に満面の笑みを浮かべその笑顔のまま口を閉じて生涯を終える…切なすぎましたね。
2回目のエンドロールは直視はできましたが涙は流しっぱなしでした。最後の大サビでやっぱり「あーーアカンアカン」ってなっちゃう。堪えられない笑
帰り、思ってたより泣いてたのか足取りがおぼつかない時が何回かあって普通に危なかったです…
それから、映画を観て自分の中で「炎を多重録音で演奏したい!!!!!」という思いが抑えきれず、2回目を観に行くまでに本屋に寄ってバンドスコアとピアノミニアルバムを買いました。
あと漫画未履修勢ですが勢いに任せてファンブック第二弾と外伝、そして映画のノベライズ版も買いました。
買って帰ってきた後からすぐに編曲をはじめ、つい最近終わりました。本数は最初5本にしようかなと思ったんですがそれだと足りないなあとなり、でも8本だと補強ぐらいでほぼほぼ1本余ってしまうなあとも思い、結果7重奏になりました。が、その影響でどのパートも後半ほぼ休み無しになってしまいました笑
原調・フル尺で編曲したのでメロディ音域がホルンだとかなりエグいことになったのですが、ギリギリ無理じゃないなって感じに収まったのでこれからお仕事の傍ら練習します。
収録後はYouTubeにアップ予定です。
さすがに1日では体力・時間的に撮りきれないので最低でも2日に分けて収録します。
公開はFacebookに投稿したときは4月中予定としていましたが、編集が素人な分時間がかかりそうなのでゴールデンウィーク初日か2日目くらいを目標にしています。
ノベライズも読んだんですが、文字に起こすとまた重みが違いますね、ていうかもはや台本読んでる気分…
老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ。強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない。(JUMP BOOKS「劇場版鬼滅の刃 無限列車編ノベライズ」より)
こことか、モデルとなる大正時代に生きている彼が放つからこそ重みを増す説得力、いいですよね。
ただ、「享年二十歳」って文字に起こされるのは現実突きつけられてるようで辛かったです…いや事実なんですけど
このノベライズは映画観終わった後、DVD・Blu-rayが出るまでのつなぎ的な意味合いで買ってたのですがつい最近円盤発売の発表がありました。思ったより早かった。
もちろん予約済みです。
映像美を優先してプレーヤー持ってないBlu-ray版を予約しています。さあプレーヤーはいつ買うことやら。
大ヒットの裏でなんやかんや言われているのもネットで見かけますが、僕は観に行ってほんとに良かったです。
そして映画を観る前と観た後じゃ、「炎」を全く同じ気持ちで聴けなくていつも胸が苦しくなるのですが(笑)、今日も心を燃やして生きていこうと思います。
それでは。
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