興奮のあまり出国と機内(主に機内食)だけで1記事書いてしまった前回。今回はようやく現地Day1編をお届けしていきます。
前回の記事はこちら。
朝8時前、オヘア空港到着。伊丹→成田が遅延したためこちらも予定より遅れての到着となりました。
みんなで入国ゲートの手前で集合。この時のアメリカ国旗のデカさからビッグアメリカを物語ってました。
一通り説明を受けた後は個人でいよいよ入国ゲートへ。
最初にタッチパネルの機械を触って、簡単な確認と写真撮影。写真が入ったレシートをもらって、次に有人の審査ゲートに向かいます。
ちゃんと英語通じるか超超不安でしたが、無事に目的と滞在日数と言ってすんなり行けました!あと年齢も聞かれたのですが素直に25って返すと「Really?」って言われたので「いやどっちの意味や???」となるなど。
荷物もロストせず無事にレーンから受け取り、とうとうシカゴ入国を果たしました!やったぜ!!!
そして事前調べにて初日が期間中最も寒い日らしく、当日の現地は、
-9℃。
空港のロビー出入口付近に集まっていたのですがそこのドアが開くたびに入ってくる風がすでに寒くて、早速シカゴのウィンディシティの洗礼を受けました。笑
みんな集まったのを確認してバスへ。
バスもおっきい。期間中街を歩いてる時に見かけたバスは、二台を繋いでいるような超ロングなやつもありました!
まずはジュエルオスコーという大きいスーパーマーケットで買い物です。
さすが物量で攻めるアメリカ、基本日本で言うお徳パック状態で売られています。もちろん個包装の小さいものありますが。
水が24本入りで$4とかぐらいだったかな。えぐいでしょ。
約50分の買い物をして、再度バスに。ミッドウェストの会場であるマコーミックプレイスに向かいます。
会場到着。マコーミックプレイスは、なんとアメリカ最大級のカンファレンスセンターで、館も東館と西館の2つに分かれており、今回はその西館側で開催されています。
会場に入った側からの熱気と圧の凄まじさ!!これが世界級の音楽教育イベントなんだなと実感。
オオサカンに割り当てられた一室に荷物を置き、ブース内に入るための名札をもらっていざ研修開始。
ブース内はおおよそこのような感じでエリアごとに分かれています。
ざっくりと見て回ってなんかホルンのブースとか無いかな〜って思っていたら、ありました!!パックスマンブース!!!
ずっとパックスマン試奏してみたかったので超嬉しかったです!
しかし14時に一旦集合しなければならず、じっくり試奏できる暇が無かったので少し吹いてブースから離脱…💦
集合して楽器の確認と、1時間の音出し・調整。
幸い手荷物で入れていたため大きな事故はなく、ネジ等も無事でした。
(このシカゴに向けて3番ロータリーの裏のネジが片方破損してしまっていたのを最近ようやく修理してもらえたのでとても安心して持っていけました😂)
調整が終わった後はホテルにチェックイン。
カードキーをもらって、お隣の4つ星ホテル「ハイアットリージェンシー」に向かいます。
部屋は相部屋となっており、パーカッションの森田さんと一緒に過ごしました!
17階という高層に位置し、部屋の位置的にも当たりで、窓から広々と景色が見渡せました!!ここで毎日綺麗な日の出、日の入り、そして朝焼け・夜景を見ることができました。
初日に見たサンセット。
ひと段落して再びブースへ。もう一度パックスマンを吹いた後、楽器エリアをぐる〜っと探索。
なにせ楽器・楽譜それぞれのブースがめちゃくちゃ広いので、片方回るだけでも大変です…それに自分の専攻じゃ無い楽器もたくさん置いてあるので目移りして余計に時間がかかるという笑
ブースの様子はこんな感じ。
18時からエアフォースのコンサートのため、ブースが閉まる17時ちょっと前には並びに行ったのですが、超人気とあってこの段階で会場から結構離れた受付エリアのところまで長蛇の列!!自分は受付付近に並ぶことが出来たのですがその後ろもギャンギャンに並んでいってて、人気の高さを象徴していました。エアフォースすぎょい。
入ってみると会場が本当にバカ広い。なんならブースの半分くらいは余裕で、下手しい同じくらいに広い。後ろの方に座ったのですが舞台がすごく小さく見えました。最終日には自分達もここで演奏することになります。
開演前にはエアフォースのトップらしき人(勲章がいっぱい付いてたのでおそらく)握手をしに来てくれるというサービス精神の厚さ。
そしていざ開演。
プログラムはこんな感じでした。
SALUTE(R.Thurston)
DANCE SLAVE(E.Chabrier, arr.L.Odom)
TO THE EDGE OF SPACE(S.Pilafian & P.Sheridan)
NATIONAL EMBLEM MARCH(E.E.Bagley)
PIANO CONCERTO NO.1 Ⅲ.RONDO.ALLEGRO SCHERZANDO(L.v.Beethoven, arr.L.Odom)※18時公演のみ
A THOUSAND HEARTS TO GIVE(G.Musella)
FOUR SCOTTISH DANCES(M.Arnold, arr.J.Paynter)
出だしの音から洗練されていて、端正で聴いていてとても心地よいサウンドでした。
18時公演と20時公演とでそれぞれ単独で演奏される曲があり、18時公演はベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番の第3楽章という、吹奏楽では珍しいチョイスでした。
途中で抜けてシカゴブラスを聴くために車で乗り合わせてCSOセンターへ。初のシカゴ街中への繰り出しです。
15分ほどでCSOセンターへ到着。チケットをもらって中に入ります。
すごく歴史を感じる重厚で絢爛な内装。
そして演奏曲目はこちら。
Debussy:Fanfare from The Martydom of Saint Sebastian
Ravel:Pavane for a DeadPrincess(arr.Kreines)
Dukas:Villanelle for Horn and Brass Ensemble(arr.Kreines)
Meechan:Song of Hope for Trumpet and Brass Ensemble
Elgar:Nimrod from Enigma Variations,Op.36(arr.Kreines)
Siberius:Finlandia,Op.26,No.7(arr.Kreines)
〜休憩〜
Terracini:Concerto for Brass
Dovořák:Slavonic Dances,Op.46 No.3,No.4(arr.Boyd)
Wagner:Elsa’s Procession to the Cathedral from Lohengrin(arr.Friedman)
Puccini:Music from Tosca(arr.Boyd)
なんと言ってもホルン吹きにとっては首席ホルン、ディヴィッド・クーパーのソロから始まる亡き王女のためのパヴァーヌ、そしてブラスアンサンブルバックでデュカのヴィラネルが最高過ぎました…。高音を高音と感じさせない伸び伸びとした音色が素敵でした。
他にもエニグマ、トスカなどが金管アンサンブルで聴けたのは豪華でしたね。
あと、アンコールがソロフィーチャーでこんだけプログラムこなしてもなお変わらない音はすごかったなあ…笑
帰りは一緒に来ていた人に声をかけてもらって、シカゴ劇場、の外観を見てきました。
いや普通に映える。笑
その後歩いてホテルに戻ったのですが、なんせ期間中1番気温が低かった日の夜、50分近く歩いて帰ったのはさすがに堪えました…笑
耳当て貸してもらってなかったらやばかった…
そしてホテルに戻って就寝。
初日は夜に差し掛かると時差ボケとの戦いがキツかった日でしたね。
なんかアメリカすげー!シカゴすげー!ミッドウェストすげー!シカゴブラスすげー!寒ーーっ!!っていう感想が主に支配していた1日目でした。
それでは、Day2に続く。
0コメント